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北野鳩舎

夏、千葉県にお住まいの北野さんに会いに行った、インターネットの時代になり、
以前は出来なかった出会いも可能になった、北野さんはレース鳩のホームページを開設され
掲示板「昨日の舎外」を運営されている、レース鳩を飼う環境は毎年厳しくなって来ている、
一部保護鳥になって増えてきた猛禽類による被害、携帯電話等の磁気によるレースによる
帰還率の低下、自然現象による影響 等、今春行われた北海道CHレースは
13000羽参加でレース期間内数百羽しか戻らなかったそうだ、
その環境の中でレース鳩協会の会員は2万名ほど、実際にレースを楽しまれている方は、
その半数以下だそうだ、その北野さんのホームページに多い日には、
一日1500ほどのアクセスがあるらしい,鳩を飼っている方、飼っていない方、
多くの人達に、元気を与え、楽しさを、そしてドキドキさせてくれる、
私はメールを書いた、少しでもお話を聞かせていただきたいと思い、
朝4時半、レース鳩の訓練に同行させていただくお願いをした、結局天候が悪く
訓練は中止された、それから10時過ぎまで6時間あまり、初対面の私に色々な話を
聞かしていただいた、とても勉強になった、改めて何をしたいかではなく、
何をするのか、ということを考えさせられた、鳩の話は3分の1ほどだった、
埼玉を経由して予定していたことを処理して自宅(静岡)に戻ったのは夜8時過ぎ、
600キロほど運転した、ビールを飲んで、徹夜での運転と、疲れで、
そのまま寝入ってしまった、深夜目が覚め、お礼のメールを書いた、
北野さんから返事が届いた、

「遠い所おいで頂き有り難うございました
疲れたでしょう
しかし、体が疲れるときは心が気持ちよいときが多いですね
又来てください    
                        北野」
私は何か目頭が熱くなっていた。
北野鳩舎_e0027107_832442.jpg

               
これがレース鳩だよという鳩を一羽だけ摑ませていただけないでしょうか、お願いした
学生の時からおおよそ30年ぶりだった、今春北海道からの1000Kレースで上位入賞した
エース鳩だ、落着いていて、手の中にすっぽリ収まり、体は軽く、
軟式のテニスボールに空気を一杯入れた時のような弾力があり、何か気品すら感じる・・・、
今も手の中に感じています。
               北野鳩舎にリンクします北野鳩舎
by forme-n | 2005-10-01 09:49
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